SOLD OUT
人間とは、常に笑いを求めている生き物のようだ。間違いを笑い、ギャップに笑い、偶然で笑い、作為を笑う。構造のズレが、人を笑いに引きずり込む。爆笑、苦笑、冷笑、失笑、嘲笑、憫笑、空笑いにせせり笑い――笑いにさまざまなグラデーションがレイヤーが存在するのも、人間という動物が極めて複雑な精神構造と文化を持っているがゆえ。ただし、笑いは人を救い、慰め、民衆の心を束ね、時に社会を変える。現代、多様化する写真表現の中にも、新しいアプローチの笑いが次々と生まれている。こんな時代だからこそ、もっと写真にユーモアを。