書名:SIGNALED ORCHESTRA(シグナルド オーケストラ)
仕様:A5判 32ページ
作品:「北仙台駅」水村英喜
題字:水村英喜
撮影:五十嵐一晴
装丁:鈴木統雄
企画制作:con*tio
協力:社会福祉法人戸田わかくさ会 / 平成26年度 障害者人材育成資金補助対象事業
水村さんは埼玉県在住の34歳です。
普段は戸田わかくさ会で軽作業としてどらやき作りや園芸などをしています。
そんな水村さんですが、実は9年間に渡り人知れず自宅でジオラマのような作品を作り続けていました。
それが最近になって施設のスタッフに伝わり、さらに様々な人がその魅力に注目したことをきっかけに
この作品の写真集をつくろう!という企画がスタートしました。
その後、何度か展覧会への出展が実現しましたが、大きな立体作品であるため、多くの人に知ってもらうには作品集が良い媒体になりそうです。
たくさんの素材を寄せ合わせて作りあげられた街は、水村さんの大好きなモノに溢れています。特に信号やエレベーターは、もっともこだわりのあるところ。色々な要素が合わさって奏であう街というイメージから、作品タイトルの「北仙台駅」ではなく、「SIGNALED ORCHESTRA(シグナルド オーケストラ)」というタイトルになりました。(英語ではちょっとおかしい表現なのですが。)
題字も本人に描いてもらっています。
また、この作品集のポイントは、あくまで写真家の五十嵐一晴さんの目線が捉えた景色ということです。
実物を見るのとはまたちょっと違った、写真でしか見れない街の表情が見所です。
そして、寄稿は中津川浩章さん、デザインは鈴木統雄さんと
とても素晴らしいチームで作りあげることが出来ました。