単行本:120ページ
出版社:ナナロク社
「メディアに氾濫するコトバの洪水に食傷しているうちに、思いがけず自分にとってはちょっと新鮮な発想の短い詩群が生まれた」(あとがきより)
半世紀以上にわたって第一線で書き続けてきた詩人の最新作は、書き下ろし37篇の詩すべてにさまざまな〈あたし〉と〈あなた〉が登場します。
にび色(渋い茶色)の布貼り上製本の前面に、青・白・金の3色の箔を押した工芸品のようなたたずまいのブックデザインは、気鋭のブックデザイナー・名久井直子によるもの。
「一番大事なのは、目の前の言葉を載せる紙」というコンセプトから、本書の制作は「この本のためだけの特別な紙」を作ることからスタートしました。
伝統の高級越前和紙で知られる石川製紙株式会社の協力を得て、しっとりとした質感の鮮やかなブルーの紙が誕生。
まさに、日本の職人技から生まれた贅沢な1冊です。
谷川俊太郎、名久井直子のエッセイを収録した特製しおり付き。