
いとうせいこうさんと星野概念さんが参加者のお悩みに悩み続ける、人生相談トークショウをまとめた一冊。
仕事や恋愛、人間関係、心の保ちかた…寄せられる相談に、ああでもないこうでもないと悩み続ける“寄合所"的イベント。
ぱっと読み「ゆるい」のに、辛い心をほぐすコツや、思いもよらぬ視点にハッとさせられるはず。
精神科医・星野さんならではの、きちんとした精神医学のターム解説も入って、内容充実です。
[プロフィール]
●いとうせいこう
1961年、東京都生まれ。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・映像・音楽・舞台など、多方面で活躍。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』が三島賞、芥川賞候補となり、第35回野間文芸新人賞を受賞。他の著書に『ノーライフキング』『鼻に挟み撃ち』『我々の恋愛』『どんぶらこ』『「国境なき医師団」を見に行く』『小説禁止令に賛同する』『今夜、笑いの数を数えましょう』『「国境なき医師団」になろう! 』など。最近ではダブポエトリーユニット「いとうせいこう is the poet」の活動も。以下はライブでよく読む自作詩。
「君が醜いとき 君は怒りを押し隠している/君が美しいのは 怒りとつながっているときだ」
●星野概念(ほしの・がいねん)
精神科医・ミュージシャンなど。雑誌「BRUTUS」「ELLE gourmet」「群像」、web「みんなのミシマガジン」「cakes」で連載中。音楽活動は、コーラスグループ星野概念実験室、ユニットJOYZ、タマ伸也氏(ポカスカジャン)とのユニット「肯定s」の他、口ロロ(クチロロ)のサポートギターなども。
●トミヤマユキコ
1979年生まれ。ライター、東北芸術工科大学芸術学部講師。ライターとして日本の文芸、マンガ、フードカルチャー、ファッション等について幅広く執筆するかたわら、大学ではマンガ研究者として「少女マンガが女性労働をどのように描いてきたか?」を調査・研究している。著書に『夫婦ってなんだ?』(筑摩書房)『40歳までにオシャレになりたい! 』(扶桑社)『大学1年生の歩き方』(共著、左右社)『パンケーキ・ノート』(リトルモア)がある。
カバーのイラストレーションは、ここiTohenでも、山内庸資さん+ミヤザキさんと共に3人展を開催して下さったことのある朝野ペコさんが描かれています。内容に実にピッタリの絵ですね。